2011年に大ヒットを記録しながらも、まさかのモデル変更となった「MADONE 3.1」。価格まで安くなって「どうしてくれるんだ!?」と逆ギレ気味の関係者多数ということは秘密ですが、新たにOCLVになったマドン3は一体どういった乗り味なんでしょうね~?
2012 マドン3.1 定価¥189000
http://bikes.trekbikes.co.jp/jp/ja/bikes/road/race_performance/madone_3_series/madone_3_1_h2_compact/#
ゆうた
京都まで出張して試乗してきた店長ですが、高評価だったようですね
てんちょ
うん。2011年モデルは、ホイールなどの構成部品の部分で厳しい見方もされることもあったマドンの3シリーズだけど、2012年モデルは乗った瞬間から「スイっ!」という進む感触がライダーに伝わるようになってる。
2011年モデルもポテンシャルは本当に高くて、足回り(ホイールセット)の剛性をちょっと上げるだけで大化けするバイクだったけど、OCLVになった2012年モデルはノーマルの状態でも一段反応性が上がってますな。
ゆうた
OCLVの影響は大きいんですかね?僕もこれからマドン買おうとしているので、ここ重要なんですが?
てんちょ
まぁ、ゆうたの買う6シリーズとは異なるカーボンを使用するわけだけども。OCLVはあくまで圧縮技術の総称であって、使用されるカーボンのグレードそのものを指し示しているわけではないよね。
でも今回のマドン3に関しては、プラスの作用は大きいと思うな~ メーカーも「ヘッド周辺の剛性を向上した」と説明している通りのフィーリングが出ているし。なによりメーカーが狙った通りの改善が成されているっていうのは評価できることです。
ホイールの剛性感が上がっていることも大きいね。昨年までは1シリーズに採用されているクロス組のトレーニンググレードのホイール。今年はラジアル組ホイールで、体重をかけた時の反応と、踏み出しのモッサリ感を減らすことに貢献していると思いましたよ。
まぁ、もちろんトレーニンググレードホイールであることは変わりないけど、購入直後の走りの感触にはとても大きいことなので、メーカーのヤル気が出ています。
ゆうた
従来の4シリーズ並という評価もよく目にしますね。
てんちょ
う~ん。テストライドでは、ねじれの大きく加わるような設定があまりなかったし、俺の脚力では平地でもがいても、たかが知れてるからな~。そこまで断言できるようなテストフィールドじゃなかったと思うので何ともいえない。
確かに剛性向上でレベルアップしたと思うけど、対重量比とかを考えると 「旧・4シリーズの2歩手前までの向上」 のように思ったね。それってスゴイことなんだけど、じゃあ去年から4シリーズを買おうと考えていた方が新しいマドン3.1で納得するかといえば、全体で考えてそれはないですよ。4シリーズが視野に入っている人は4を考えるべき。
ゆうた
確かに2011年モデルの4シリーズもコストパフォーマンス高かったですよね。
てんちょ
カーボンフレームの性能は素材だけでなく、形状的な要因によるものが大きいでしょ。そういう点では「マドンのかたち」をココまでのプライスパフォーマンスで実現することがスゴイと思う。為替がどうこうとはいっても、カーボン素材もシマノパーツも日本からの輸出だから、企業努力によるものが大きい。
ゆうた
店長がよく言う「超☆戦略モデル」ってやつですね。
てんちょ
そうね。攻めてるよね。ちなみに右の写真が今年の「TREKワールド」会場写真で、一般の方は残念ながら入れないディーラーのみの展示会だったんだけど、まぁすごい力の入れようでした。広いもん。
各モデルにOCLVを投入するってTREKにとっては、かなりの決断でしょ?マドンの各グレードごとの特徴をきちんと説明できないとユーザーを混乱させるかもしれないし。でも、その英断に踏み切ったのは技術的なアドバンテージがあるという自信でしょうね。
マドンシリーズはグレードごとに共通した「バランス」という要素と、グレードごとに分けられた「反応性」や「重量」という要素が購入者に伝わりやすい。新しいラインナップは、底上げと同時に3.4.5の3グレードを最上位の6シリーズに近づけたと言えるかな。
ゆうた
そうなるとマドン3.1で惜しいのは、やっぱりブレーキですよね?
てんちょ
ま~、世界中で同じ事言われてるけどねぇw プライスから考えたら許すべきなんだろうけど、フレームの完成度を味わうと欲が出るのは当然だとも思うねぇ。ここはメーカーも苦しいところだよね。初めてのロードとして選ぶ人には、ノーブランドのブレーキで走り始めて、バイクそのものに慣れたら考えてみてもいいと思うし、予算があるなら最初から105グレードにしておきたい部分。
ま~、189000円という価格と内容のバランスを考えると、今年はその部分(ノーブランドブレーキ)はマイナスに評価するべきではないですな。
てんちょ
むしろ今年は「3.1でロードバイク生活をスタートさせるか。4シリーズまで頑張るか」で悩む人が増えそう。ロードバイクのある生活にはヘルメットなどの周辺品も必要なので、プライスパフォーマンスのいい3.1を軸に充実した周辺用品というのが基本で、御予算的にちょい上を狙える人には、4も視野に入れてもらうという感じでしょうか。
ゆうた
3.1も乗ると「やっぱりこれはマドンだな!」と感じますよね。
てんちょ
マドンの特筆すべき点は「誰にとっても操りやすい」ということに尽きるよね。これはグレードを問わず!とにかく「最初から乗りこなせる感」がすごい。平均的に作るんではなくて、ちゃんと面白さがあっての操作性だからねえ。重心位置の低さだけでなく、剛性バランスの内容がいいんだね。
剛性や振動吸収性という要素が独り歩きしがちだけど、「扱いやすい」という感覚に直結する部分が「速さ」にもつながることは明らか。疲労してきたり、走り慣れていないコースで「扱いやすい」という性能は安全性においても大きいです。マドン3.1は、後々のポテンシャルを含めて、秀逸なエントリーモデルだね!
ゆうた
つか、すでに在庫薄くないですか? (コレを書いてる2011年10月末現在完売状態→11月より再入荷開始)
てんちょ
初便の反応はユーザーさんより販売店側のレスポンスが早かったと思う。次の大規模入荷は2012年1月予定だけど、サイクルモード後には、かなりの人気になるだろうね。最初の一台にオススメの自転車はたくさんあるけど、趣味のロングライドで考えた時にこのモデルをベースに何年もかけて仕上げていく楽しみ方もありですよ。







