「6シリーズまでは考えなくてもいいですよね?」とおっしゃられる方が多いです。不思議と、5シリーズと6シリーズを悩んでいる方は「6まではいいかな?でも気になるな~」という方が多いです。ご予算やバイクとしてのトータルバランスもありますが、予算が許すなら6がオススメ。では、そのわけは?
6シリーズは価格が多彩なので、公式ページやプロジェクトワンで確認してください。
http://bikes.trekbikes.co.jp/jp/ja/bikes/road/race_performance/madone_6_series/
てんちょ
やっと、雄太の出番なのかね。買ったもんね。
ゆうた
店長、僕 新しいスラムREDで組みたいです。
てんちょ
。。。。おまえ発売開始時期未定のコンポだぞ?早く持って帰れ!(怒)
ゆうた
。。。。すみません。でも新しいREDがかっこいいです。
てんちょ
というわけで、雄太はまだ本格的にはマドン6.2には乗り込んでいないわけです。
ゆうた
でもテストライドだけで本当に欲しくなりました!!すごいと思いました!
てんちょ
どうすごいと思ったわけ?
ゆうた
。。。。。えっとぉ、、、、、すごい、すごいと思ったんです!!(汗)
てんちょ
ちっ。ゆとり世代の表現力フルパワーだな!と、いじめてやりたいところだがマドンの最上位である6シリーズを表現するには多分核心を突いているとも思うよ。
ゆうた
ですよね?
てんちょ
お前、ほんとにぶつよ?
ゆうた
すみません。
てんちょ
最近の自転車フレーム、特にトップモデルについては各社で第三者機関による静荷重試験を行うことが増えているんだ。これは自社だけでなく、ライバルメーカーを分析にかけて比較したり、突出した性能をアピールすることも目的になっている。
ゆうた
マドンSSLとかすごいんですかね?
てんちょ
トレックだけでなく数社のテスト結果を見ても、マドンが最高数値を叩き出しているデータは見たことがないな。
ゆうた
さすが!? あれ? え? トップ性能がひとつくらいないんですか?
てんちょ
あるかもしれないけど、オレは見たこと無い。あるとしても剛性(静荷重時における変形量の多寡という意味で)においてや重量対比で抜きん出ているところはあんまりないんじゃない? 抜きん出ていないとは言っても、どのテスト内容でも3位とか5位とかには必ずランクしてるんだよね。でも1位は無い。全フレームを横並びにテストしているわけではないし、トレックにしてみれば「あるよ!!!」と言われるかもしれないけど、シートピラーとフレームとフォークを含んだ重量比較以外では、剛性などの試験でトップを取ることはないね。
ゆうた
いきなりバッシングですか?
てんちょ
ちげぇよ!(怒)部分的な突出がないということは、ものすごくバランスがいいというか、バランス全体に角がないというか。なんとも言い難いなぁ。マドンのインプレはいつも表現が難しくなるよ。あとで今まで見た中で、オレが最も言葉を借りることが多いインプレを紹介するね。
ゆうた
いろんなことは乗ればわかりますかね。
てんちょ
それはそうだね。でも「乗ればわかる」っていうのは、大事な事だけど落とし穴でもあるよね。全モデル、全サイズを様々な視点から試すことなど誰にも不可能!だから、検討や調査と合わせて実走が必要だしね。 乗ればわかると乗らなきゃわからないは、近いようで遠い距離にあって、それでいて表裏一体というか、そこが着地点になってはいけないと思うんだ。自転車屋として走ること、乗ること、試すことは大事だけど、試してさえいれば知っている理解しているというわけではないよ。自己満足に陥らないで、お客様やいろんな人に「伝えられる」ところまで昇華したいとオレはいつも思うし、そこで悩むもん。
ゆうた
すみません。
てんちょ
いや、あやまることはないのよ。注意しているわけではないから。ただ、マドン6は乗るとスグにわかることが多い。でもテストで突出した数値が叩き出されるわけでもない。じゃあ、それはなんでだ?と考えなきゃならない。だから、僕らスタッフはお客様のためにも深く考察しなきゃいけないよね。
ゆうた
ですね!がんばります。
てんちょ
マドンの6シリーズに関しては、敢えてSSLまでをひっくるめて考えたいと思ってるんだ。ちょっと大技かもしれないけど、検討中のお客様には当然SSLだって気になるものだからね。
★「突出した部分がない」という表現は極めて乱暴だとは思うのですが、例えば「バランスがイイ」っていうことを突き詰めていったら、インプレ記事なんかでもおなじみのダイアグラムというかレーダーチャートみたいな面積で表現するものは、大きな六角形とかを描きますよね。あのチャートの項目に、さらに様々な要素を追加していったら、、、たとえば10項目とか20項目になったら、今表現されているよりももっとジグザクしたチャート結果を示すバイクも増えるはず。それが良し悪しということではないのですが、マドンはかなり多くの項目でハイレベルな評点を得るでしょうし、相反する項目においてはあえて最強や最高を狙わず、バランスに方向性を振り向けていると思うのです。
最近ではBMCインペックとかはレーダーチャートで描いたらかなりジグザクになるであろうバイクだと思うのですが、味として僕にはすごく好きになれるところが沢山あるんですね。でも設計的な特徴においては凸凹もあるわけです。サイズ展開とか。そういう部分も実際の購入時には大きな要素ですよね。その点において、「バランス」とかを表現に加えるならマドン6シリーズは世界中で評価されるだけの理由があると思います。(錦)
てんちょ
何から話すべきかね?お客様から多い御質問でいくか。
ゆうた
SSLと6シリーズの違いを聞かれること多いですよね。SSLって、ちょっと乗ってみると「あ~?ん?剛性高い?ん?どうかな?」くらいに僕には感じたんですけど。。。
てんちょ
トレックもあんまりその辺の説明を明確にしてないというか、基本的なインプレに大きな違いは感じないように思うのはオレも一緒。なんだけど、当然軽いわけですよw100グラム軽くて、同じ剛性フィーリングを実現しているってところが大きい。それと個人的には下りとかで感じるのは、「あ~パリッとした味付けされてんな~」ってことかな?
ゆうた
。。。。パリッ?ですか??硬い??
てんちょ
なんとも表現出来なかったんで関係者に聞いたら、選手のほうでは軽いとかも大事だけど、SSLのほうが素早くロードプロフィールを察知させてくれるらしいのね。本当かどうかは何とも言えないけど、軽量で強靭なカーボンを使っている分、振動吸収の初動がやや硬いのはあるのかも。
ゆうた
なるほど。軽量バイクって結構「軽くて硬い」になってるの多いですよね。
てんちょ
そうね。スーパーシックスEVOとかウィリエールゼロセッテとか、別格の味付けの超軽量モデルも2012年は出てきているけど、総じて軽いとパリパリになることは多いもんだね。
ゆうた
マドンSSLは、そんなにパリパリしないように思いました。
てんちょ
そこがSSLの最大のセールスポイントだと思うよ。ライダーが楽できるように性能を仕上げてくるもの。SSLが6シリーズと比較して、100グラム軽いだけだったら「ふ~んすごいね」で終わるけど、「軽量化されてんのにピーキーな使いづらさが出ないんだ。すげ~」ってのが実際の感想。
ゆうた
っていうか、ちょっと乗っただけではわからなくないですか?
てんちょ
うん。そうだと思うよ。重量に対してのアドバンテージを求めるか、ロードプロフィールの伝達の機敏さを求めるか、それと予算で決めてイイことなんじゃないかな?
ゆうた
僕は6シリーズで全然いいです!
てんちょ
競技者でも6シリーズや5シリーズでも大丈夫な人ばかりだと思う。じゃあ、SSLはプロ専用かというとそんなことない。軽さって、現在ではホビーレーサーのほうが恩恵をうけられるじゃない?重量制限無いわけだし。
ゆうた
それに、プロと同じで輸出制限がかかってるとか。宇宙素材とかってあたりがかっこいいですよね!それでパリパリしてないなら、確かに欲しくなりますね。
てんちょ
http://www.cyclowired.jp/?q=node/68363 シクロワイヤードのこの記事は参考になると思いますぉ。あと2010年モデルのインプレですが、GOOCYCLEのインプレッションもとても参考になります。http://www.goocycle.jp/impression/vol_48.html
マドンに限らず、今後もインプレをアップする中でも「突き詰めていったら誰が乗っても扱いやすくなった」というモデルは複数あります。突出した特徴と比較して優劣があるわけではないのですが、マドンやピナレロ・ドグマなどエントリーライダーが乗ってもライダーの感覚域の範囲で扱いやすく、結果的にライダーの能力を引き出してくれるバイクというのはやはり優秀です。
総じてマドン6シリーズにボクが感じるのは「この自転車の上になら何時間でもいられるな~」と思わせてくれる器の大きさでしょうか。もちろんポジションなどがきちんと出てこそですが、見た目のボリューム感とは裏腹に優しいイメージを感じるのです。人車一体の感覚をつかみやすいバイクとして素晴らしい一台だと思います。







